同じ洗顔料でも使い方次第で肌のつるつる感はまるで違います。肌をいためず、洗浄効果を最大限に引き出す方法を伝授します。
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洗顔料で洗っても肌がつるつるにならない・・・よくあるNG行為をチェック
洗顔料で肌がつるつるにならない、と次々に違う洗顔料に乗り換えていませんか?確かに肌質によっては合う洗顔料が中々見つからないこともありますが、基本的な使い方が間違っているとどんな洗顔料を使っても満足することはできません。
~洗顔でありがちなNG行為~
・予備洗いが不十分(毛穴が開かず表面の汚れしか落ちない)
・泡の立て方が不十分
・洗顔料が足りない
・洗顔料が多すぎる
・擦る力が強い
・お湯で洗っている(皮脂が流失)
・水が冷たすぎて肌が萎縮
・シャワーを直接肌にあてる
・洗顔後タオルで水分を取りすぎる
ツルツル感UP!肌がつるつるになる正しい洗顔方法
肌がつるつるになる洗顔方法をマスターしましょう。コツさえ掴めば寝起きのぼーっとした頭でも自然に手が動くようになります。
①指の間まで手を洗浄
洗う前の手はびっくりするほど汚れています。雑菌など手の汚れに洗顔料の洗浄力が奪われてしまうので、ハンドソープをつけて隅々まで洗うのがポイントです。入浴中に顔を洗う時も、入ってすぐ顔から洗う方は手を洗わずに洗顔している確率が高いようです。
②予備洗いをきちんと行う
肌をほとんど濡らさずに洗顔料をつけてしまうと、毛穴がしっかり開いていないため、奥の汚れが残ってしまう原因になります。特に毛穴が黒ずんでいる方は蒸しタオルなどで毛穴を開く準備を行うことで、汚れを落としやすくなります。
③冷水とぬるま湯を使い分ける
最初から最後まで冷水で洗うと、肌が萎縮し毛穴も閉じてしまいがちです。予備洗いではぬるま湯で肌を柔らかくして、洗顔の最後に引き締める意味で冷水を使うようにしましょう。また、ぬるま湯と言っても肌の潤いが流失してしまうため、体温より高いお湯は使ってはいけません。
④洗顔料を適量出して十分に泡立てる
洗顔料の適量は製品1つ1つ違いますし、肌質、汚れ具合によっても異なります。まずは説明通りの量を出し、少なすぎること、多すぎることがないよう調節しましょう。
高価な洗顔料を奮発して購入したものの、減るのが怖くてケチケチ使っている方もたまにいらっしゃいますが、肝心な量が足りなければ落ちる汚れも落ちません。
また、泡は汚れを吸着するだけではなく、クッションによって肌の摩擦を予防する役割もあるので、ざっと泡立てるだけの洗い方はNGです。
⑤泡をのせる順番に注意
ボリュームのある泡を立てたら、肌にのせて顔を洗っていきます。泡は段々洗浄力が弱くなっていきます。従って、皮脂が多いTゾーンから洗うのがポイントです。頬から洗う方が大半ですが、一番乾燥しやすい部分なのでカサカサになる原因になってしまいます。
⑥力加減のコツは皮膚が動かない程度
泡で顔を洗う時の力加減は、皮膚が動かない程度に擦るのが原則です。皮膚は本当に薄いので、肌がグイグイ動くほどの力で擦ってしまうとバリア機能がボロボロになってしまいます。
マッサージはマッサージ専用のクリームと一緒に洗顔後に行うのが理想的なので、洗顔中は顔の汚れを取ることに集中しましょう。
⑦すすぎは適度に
すすぎの時も、すすぎすぎないよう注意しましょう。必要以上にすすぐと皮膚の保湿成分が流れ出てしまいます。シャワーの水流による圧はかなり強いため、皮膚に直接当てて流す行為も避けて下さい。
⑧冷水パッティングもやりすぎない
洗顔後は肌を引き締めるために冷水で仕上げ洗いをする方法もおすすめです。ただし、肌の潤いを守るためにもあまり長時間のすすぎは禁物です。パッティングも肌が弱っている時はあまりおすすめできません。
濡れてデリケートになっている角質層がより不安定になってしまうため、軽く2~3回冷たい水ではたくぐらいでOKです。
つるつるになるのに・・・その洗顔料はハイリスク!
洗顔料の中でもピーリング成分やスクラブ成分、酵素成分が入っているタイプは、たった1回でもかなり肌がつるつるになります。つるつる感がやみつきになりやすいので、毎日使っている方もいらっしゃいますよね。
けれどこういった洗浄力が強い洗顔料は、長期連続使用には不向きです。肌のターンオーバーがはやくなりすぎて未熟な細胞ばかりになり、スキンコンディションがガタガタになる原因になります。
つるつる系の洗顔料は週末だけのスペシャルケアや2~3日に1回のペースで使うぐらいが丁度良いでしょう。