ピーリングはメリットが多い一面、副作用リスクが高い治療法です。安全に治療を受けるために、どんな症状が出やすいのか、把握しておきましょう。リスクを最小限に抑えるための対策方法も必読!
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ニキビやニキビ跡を治すにはケミカルピーリングしかない!?背中もおすすめ
軽いニキビなら炎症成分が入っている洗顔料やローションで治ることもありますが、赤く腫れたまま重症化してしまった場合、皮膚科で治療を受けるのが一番です。特に皮膚組織が変形してしまったニキビ跡は、セルフケアでは限界があります。
皮膚科のニキビ、ニキビ跡治療の方法にも色々なやり方がありますが、どのクリニックでも導入しているのがピーリング治療です。ピーリング剤で古い角質を剥がし、塞がっている毛穴を開いて皮脂を取り除きます。
費用も比較的安い上に、美肌効果を一度に得られるため、非常にメジャーな治療方法です。自分では手が届かない背中のニキビトラブルにもおすすめです。
~ケミカルピーリングで得られる効果~
・皮脂分泌を抑制
・毛穴に詰まった角栓を取り除く
・代謝力を上げてターンオーバーを正常に戻す
・皮膚の真皮層のコラーゲンを増やしハリを復活させる
市販のフルーツ酸やサリチル酸より5倍以上濃い!
ローションや石鹸など、市販のピーリングアイテムも色々販売されていますよね。ケミカルピーリングでも市販のピーリングアイテムと同じように、フルーツ酸やサリチル酸を使うことがあります。
ただ、市販のピーリング成分より濃度も5倍以上濃いので、威力が全然違います。できるだけはやく治したいと考えているなら、皮膚科に相談しましょう。ダイヤモンドピーリングなど物理的に古い角質を剥がすピーリング方法もあります。
ピーリング治療を受けたら肌がかゆい!副作用の3大症状
ただ、ケミカルピーリングは効果も極めて高い反面、副作用が起きやすいことでも知られています。よくある副作用の症状が、かゆみ、痛み、ピリピリ感です。
多少のひりつきは、古い角質が剥がれている証拠なので正常に作用している証明になりますが、あまりにもピリピリ感やかゆみが強い場合、副作用が起きている確率が高いので担当医に相談して下さい。
よくある3大症状の他にも、ヤケドのような赤み、擦り傷のような炎症、色素沈着が起きるケースもありますし、極度の乾燥肌になるケースも報告されています。
どうして副作用が起きるの?画像を見てドン引き・・・
色素沈着やヤケドの炎症のような副作用の画像を見て、ドン引きしている方もいらっしゃるかも知れません。肌を美しくするための治療を受けてもっとひどい状態になったら、裏切られたような気持ちになりますよね。
敏感肌ほど副作用が起きやすい傾向がありますが、きちんとした病院では肌質によってピーリング成分の種類や濃度を的確に見極めるので、トラブルになることはまずありません。
ピーリングの副作用回避のためにできること
医師の技量に問題があるせいで副作用が起きることもありますし、施術後のクールダウンが十分に行われていなかった可能性もあります。皮膚科に通う時は、実際に施術を受けた患者さんの口コミ情報もしっかりチェックし、価格の安さだけで選ばないようにしましょう。
また、ピーリング後は肌が紫外線被害を受けやすくなっているので、UV対策を丁寧に行うことも副作用回避のために大事なポイントの1つです。
ニキビがあっても施術NG!皮膚科にピーリングを断られてしま5つの条件
ニキビやニキビ跡の治療のためにピーリングを受けたくても、条件によっては病院側に断られてしまう可能性があります。また、施術部分が傷ついている時も施術することはできません。
~ケミカルピーリングを受けられない条件~
・ヘルペスなどウイルス感染症に感染中
・アトピー性皮膚炎
・ケロイド体質
・妊娠&授乳中